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試験概要

ISO11452-2 吸収材に裏打ちされたシールドルーム

 本試験は、継続的な狭帯域の電磁波によって、ワイヤーハーネスに照射され供試品へ流入するノイズと供試品筐体に直接照射されるノイズの両方を想定した車載部品の試験法である。電磁波の反射を抑える電波吸収体を床面を除く5面または全6面に設置したシールドルームである電波暗室内で試験を行う。この電波暗室内に設置したアンテナから電磁波を発生させ、同室内に設置した供試品とそのワイヤハーネスに電磁波を照射し、供試品の誤作動の有無を評価する試験法であり、イミュニティ試験法に分類される。
ISO11452-2(2004)の試験法においては、1GHz以下の周波数ではワイヤハーネスを中心に電磁波を照射し、1GHz以上の周波数では、供試品を中心に電磁波を照射する方法である。

ISO11452-3 TEMセル

 本試験は、継続的な狭帯域の電磁波によって、ワイヤーハーネスに照射され供試品へ流入するノイズと供試品筐体に直接照射されるノイズを想定した車載部品の試験法である。電磁波を50Ωの特性インピーダンスを持つ平角同軸線であるTEM(Trsnsverse ElectroMagnetic )セルを用いて発生させ、内部に設置した供試品に電磁波を照射し、供試品の誤作動の有無を評価する試験法であり、イミュニティ試験法に分類される。
試験法には、供試品だけに電磁波を照射する方法と供試品とそのワイヤーハーネスに電磁波を照射する方法がある。
※弊社では、ISO11452-3に類似した試験を実施しますのでISO11452-3試験の際にはご相談ください。

ISO11452-4 ハーネス励磁法

 本試験は、継続的な狭帯域の電磁場によって、ワイヤーハーネスに励磁されたノイズを想定した試験法である。電流を注入する装置を使用して発生させたノイズ電流を、ワイヤーハーネスに伝導させて供試品に注入し、供試品の誤作動の有無を評価する車載部品の試験法であり、イミュニティ試験法に分類される。
ISO11452-4(2011)のハーネス励磁試験法には、400MHz以下の周波数で使用する電流プローブを使用した「バルク電流注入BCI (Bulk Current InJection)試験法」と400MHz以上の周波数で方向性結合器の原理を利用した「管状波接合器TWC(Tubular Wave Couplijng)試験法」が規定されている。BCI試験法の注入電流レベルを設定する方法としては、置換法と閉ループ法があり、TWC試験法は、置換法だけが規定されている。

ISO11452-5 ストリップライン

 本試験は、継続的な狭帯域の電磁波によって、ワイヤーハーネスに照射され供試品へ流入するノイズを想定した車載部品の試験法である。電磁波を50Ωまたは90Ωの特性インピーダンスを持つストリップラインを用いて発生させる。ストリップライン内部に設置した供試品のワイヤーハーネスに電磁波を照射し、供試品の誤作動の有無を評価する試験法であり、イミュニティ試験法に分類される。
供試品のワイヤハーネスだけに電磁波を印加することが、ISO11452-3 TEMセル試験とは異なり、ISO11452-4 とは、ワイヤハーネスにノイズを印加する方法が異なる。

ISO11452-8 磁界に対するイミュニティ

 本試験は、継続的な狭帯域の車両内部または外部に発生する磁界に対する車載部品の試験法である。磁界を供試品筐体に照射し、供試品の誤作動の有無を評価する試験法であり、イミュニティ試験法に分類される。磁界を発生させる装置として、円形のコイルを使用する放射ループとヘルムホルツコイルの使用が可能である。

CISPR25 車載受信機保護のための限度値および測定方法

部品およびモジュールの放射エミッション
 CISPR25は、 車両中で発生する伝導および放射エミッションによって生じる妨害から車載受信機を保護するために構想された試験法であり、「同一車両のアンテナを使用した測定」と「部品およびモジュールの測定」がある。
 部品およびモジュールの放射エミッションの試験は、電磁波の反射を抑える電波吸収体を床面を除く5面に設置したシールドルームである電波暗室内で行う。
 試験法は、この電波暗室内に供試品とそのワイヤーハーネス、負荷装置、バッテリを設置し、同室内に設置したアンテナを使用して、供試品の筐体から直接放射される電磁波とそのワイヤーハーネスを伝導する信号から放射される電磁波を測定する。この測定値が規定された限度値を満足するかを評価する試験法であり、エミッション試験法に分類される。

CISPR25 車載受信機保護のための限度値および測定方法

部品およびモジュールの伝導電圧エミッション
 CISPR25は、 車両中で発生する伝導および放射エミッションによって生じる妨害から車載受信機を保護するために構想された試験法であり、「同一車両のアンテナを使用した測定」と「部品およびモジュールの測定」がある。
 部品およびモジュールの伝導電圧エミッションの試験は、シールドルームか電波暗室内で行う。
 試験法は、室内に供試品とそのワイヤーハーネス、負荷装置、バッテリを設置し、電源線にはその負荷装置として疑似電源回路網を設置する。疑似電源回路網の電圧測定端子を用いて、電源線に伝導するノイズ電圧を測定する。この測定値が規定された限度値を満足するかを評価する試験法であり、エミッション試験法に分類される。

CISPR25 車載受信機保護のための限度値および測定方法

部品およびモジュールの伝導電流エミッション
 CISPR25は、 車両中で発生する伝導および放射エミッションによって生じる妨害から車載受信機を保護するために構想された試験法であり、「同一車両のアンテナを使用した測定」と「部品およびモジュールの測定」がある。
 部品およびモジュールの伝導電流エミッション試験は、シールドルームか電波暗室内で行う。
 CISPR25 3版(2008)の試験法は、室内に供試品とそのワイヤーハーネス、負荷装置、バッテリを設置する。ノイズ電流を測定する電流プローブを、供試品の全ワイヤーハーネスに一括して取り付けし、伝導するノイズ電流を測定する。この測定値が規定された限度値を満足するかを評価する試験法であり、エミッション試験法に分類される。

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